ふるさとの心象風景を描く -孤高の画家- 布施哲太郎遺作展
■前期:3月3日(金)~13日(月) 後期:3月29日(水)~4月2日(日)
「ふるさとの心象風景を描く -孤高の画家- 布施哲太郎遺作展」
会場 恵埜画廊
山形県山形市七日町2-1-38
TEL/FAX 023-623-3140 E-mail info@yoshino-garo.jp
営業時間 10:30~18:30 定休日 火曜日
生前、真壁仁先生、新関岳雄先生、佐藤総右さま…どなたに個展を勧められても断るばかり。
まだまだ死ぬ訳ではないからと言う。
描き始めたのは、父親に油絵の具を買ってもらったのがきっかけだったと。医者の跡継ぎなのに、血を見るのが大嫌い。小さな毛虫も見るのも大変に嫌いでした。
川端美術学校で七年間デッサンばかりをし、また33 才で東洋大学にて哲学を学ぶ。
無口で、又眠らずに描く事もしばしばでした。
又、真冬も問わず、何年も同じ現場で描き、何年も同じ季節を繰り返し描きました。
どの絵も、本人は完成とは思っては居ないかもしれないかと思います。納得できるまで。
100 才までも。 師は熊谷守一です。
作品を描き続けてこられたのは、稀有な絵描きとしての哲太郎の、そのひたむきな人間性も愛してくださった千歳栄会長のお蔭様です。半世紀にわたるお力添え、感謝はひとことに言えません。
布施 魔子
大正4年 山形市に生れる
山形中学校【現山形東高校】卒
川端美術学校に通う
二科研究所にて熊谷守一と会う
戦後 東洋大学にて哲学を学ぶ
平成26年9月26日 100歳没
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昨年に古いソファの張り替えのご依頼でご来店下さったのが奥様の魔子様でした。
記憶に残る名前と個性的なメイクが大変印象的な奥様でしたが当店にも遺作展のお知らせ葉書を送って下さったことに感謝しつつここにアップさせて頂きました。