長年、ファブリック商品の取引ある会社にメール発注したら返信の書き出しに<少しずつ暖かい日が多くなり、横浜では桜が満開となっております>とありました。
私などは大抵の商用メールは<毎度ありがとうございます>で始まるのがほとんどで用件で終わりになってしまいます。
徒然草の三十一段に雪が降った朝に用件のみの手紙を出したら相手からの返事に<この雪を見て何も書かないなんて、なんて情けない人だよ>と書いてあった事が妙に忘れられないとありますが確かに季語がほんのひと言書き添えられているだけで受け取って読んだ人はきっと一日がずうっと癒されるのではないかとは思います。
公開日:2023/03/31